【2026現地取材】鉢から溢れるイクラと歓声。札幌の夜を揺らす海鮮居酒屋「はちきょう」熱狂の舞台裏
はち きょう 札幌の本店に一歩足を踏み入れると、そこは単なる居酒屋ではなく、熱気あふれる巨大な「食のエンターテインメント空間」だ。威勢のいいスタッフの「オイサー!」という掛け声とともに、白飯が見えなくなるまで大粒のイクラが盛られていく名物「つっこ飯」。北海道の厳しい海の恵みと漁師への敬意をそのまま一杯の丼に注ぎ込むこのスタイルは、国内の旅行者のみならず、世界中から訪れるインバウンド客を虜にしている。2026年現在もその人気は衰えるどころか、予約困難な伝説のスポットとして夜毎熱狂を生み出している。
夜のすすきの周辺には数多の名店がひしめくが、旅行者が「札幌で絶対に外せないディナー」として口を揃えるのがはち きょう 札幌だ。単なるSNS映えにとどまらない理由。それは、一口食べれば誰もが納得する知床・羅臼産海鮮のクオリティと、徹底して貫かれた独自の「食への感謝」という哲学にある。
1. 豪快すぎる名物「つっこ飯」――溢れ出るイクラと「オイサー!」の熱狂

はちきょうの代名詞といえば、なんと言っても「つっこ飯(つっこめし)」だ。大きなボウルに山盛りになった赤く輝くイクラを、スタッフが「オイサー! オイサー!」という大音量の掛け声とともに、客の丼に豪快に盛り付けていく。丼から溢れんばかりに盛られ、客が「ストップ!」と声をかけるまで、その手は止まらない。
この体験は、単に食べるという行為を超えたエンターテインメントだ。目の前で溢れていく宝石のようなイクラ、店内に響き渡る活気あふれる声援、そして周囲の客との一体感。2026年現在のSNS時代においても、この一瞬を動画に収めようとスマートフォンを構える観光客で店内は連日最高潮の盛り上がりを見せる。
2. 羅臼の漁師と直結。圧倒的クオリティを誇る海鮮の秘密

はちきょうが提供する料理の真価は、演出の派手さだけではない。根底にあるのは、北海道知床・羅臼の漁師たちとの強い信頼関係だ。店主自らが現地に通い詰め、強い絆を結んだからこそ仕入れられる厳選食材。それが「はちきょう品質」の核心である。
特にイクラは、熟成のタイミングと醤油漬けのタレの塩梅が完璧に計算されている。皮が口に残らず、弾けた瞬間に濃厚な旨味が溢れ出す贅沢な味わい。また、ホッケや季節の刺身盛り合わせなど、毎朝届く海の幸は、東京の高級鮨店にも引けを取らないクオリティを誇る。
3. 「一粒も残すべからず」――命への感謝を伝える独自のルール

つっこ飯を注文する際、店側から一つだけ厳格な約束事が告げられる。「盛り付けられたイクラは一粒も残さず綺麗に食べ切ること」。万が一残してしまった場合、寄付金としての罰金(ペナルティ)が課される仕組みになっている。一見すると厳しいルールだが、ここには命を懸けて海に出る漁師への敬意と、食材への感謝の気持ちが込められている。
「海の恵みを無駄にしない」という確固たる美学こそが、単なる観光地化された居酒屋と一線を画す点だ。客はこのルールを受け入れることで、単なる消費者に留まらず、食のストーリーに参加する当事者となる。満腹感とともに胸に残る達成感。これこそがリピーターを惹きつけてやまない理由なのだ。
4. 2026年のインバウンド熱狂。世界中の旅行者が札幌を目指す理由
2026年、札幌を訪れる外国人旅行者の目的は「雪景色」だけにとどまらない。「食体験」のプライオリティがかつてないほど高まっている。トリップアドバイザーやInstagram、TikTokを通じて世界中に拡散されたはちきょうの体験動画は、欧米やアジア圏のトラベラーにとって「北海道旅行で絶対に達成すべきミッション」となった。
店内には多言語メニューやフレンドリーな接客体制が整っており、言葉の壁を越えて誰もが同じ空間で盛り上がることができる。文化や言語が異なっても、「旨いものを楽しく食べる」という本質的な喜びを共有できる場として、グローバルな評価を確立している。
5. 予約困難を攻略。スマートにテーブルを確保するための秘訣
はちきょうの人気は絶大で、本店をはじめとする系列店(別館、いくら御殿など)は連日満席が続く。旅行の計画を立てる際、飛び込みで訪れるのは極めてリスクが高い。確実に入店するためには、数週間前からの事前予約が必須だ。
狙い目は、開店直後の早い時間帯や、遅めの2次会利用の枠だ。また、すすきのエリア内に展開する複数の店舗(「はちきょう 本店」「別館 おふくろ」「いくら御殿」など)を柔軟にチェックすることで、比較的予約を取りやすくなる場合もある。旅行の日程が決まり次第、早めのセッティングをおすすめしたい。
6. つっこ飯だけじゃない!通が唸る隠れた名物メニュー3選
初訪問なら「つっこ飯」はマストだが、はちきょうの魅力はそれだけにとどまらない。常連客が必ず合わせて注文する隠れた名物メニューが存在する。
まずは、北海道名物の「真ホッケの開き」。脂が乗り切った身はふっくらとジューシーで、パリッと香ばしく焼き上げられた皮まで絶品だ。次に「じゃがバター塩辛添え」。甘みの強いホクホクの北海道産ジャガイモに、自家製塩辛とコクのあるバターを絡める最高のおつまみだ。そして、鮮度抜群の「ボタンエビやタコなどの刺身盛り合わせ」。北海道の海の底力を存分に堪能できるラインナップが揃っている。 (出典: はち きょう 札幌(Yahoo!ニュース))