瀬戸内の海へと続く青と白の奇跡。2026年、兵庫・赤穂の「きらきら坂」が魅せる新たな休日スタイル
きらきら 坂は、兵庫県赤穂市の御崎(みさき)地区に突如として現れる、瀬戸内海へとまっすぐ伸びる石畳の坂道だ。一歩足を踏み入れると、目の前に広がるのは蒼碧の海と空、そしてキラキラと輝く陽光。まるでイタリアのアマルフィ海岸やギリシャの島々を訪れたかのような錯覚を覚えるこの場所は、近年、感度の高い旅行者の間で絶大な支持を集めている。
静かな港町の歴史を受け継ぎながらも、若手クリエイターやこだわりの飲食店が集うようになったことで、きらきら 坂の周辺は今や瀬戸内エリア屈指のカルチャー&リゾートスポットへと進化を遂げた。かつての温泉街の面影を残しつつ、新旧の魅力が心地よく交差する小道を歩けば、日常の忙しさは一瞬でどこかへ消え去ってしまう。
海へ続く石畳。なぜこれほどまでに人々を惹きつけるのか

坂の頂に立つと、視線はゆるやかな傾斜をたどってそのまま水平線へと吸い込まれていく。モザイク模様のように配された色とりどりのタイルや石畳、白壁の建物、そして路地に咲く四季折々の花々。どこを切り取っても一枚の絵画のように美しい。
この景観の面白さは、単に写真映えするだけにとどまらない。日本古来の港町が持つどこか懐かしい空気感と、地中海を思わせる異国情緒が不思議なバランスで同居している点にある。坂道を風が吹き抜けるたび、潮の香りとほのかな珈琲の香りが鼻腔をくすぐる。
赤穂名物「牡蠣」と本格ナポリピッツァ。五感を満たす食のデスティネーション

このエリアを訪れる大きな楽しみの一つが、地元赤穂の豊かな食材を味わうグルメ体験だ。赤穂といえば、全国的にも名高いブランド牡蠣の産地。冬から春にかけてのシーズンには、身が締まり旨味が凝縮した最高の牡蠣が味わえる。
坂の周辺には、本格的な石窯で焼き上げるナポリピッツァの有名店や、地元のフルーツを贅沢に使った手作りジェラートの店、海を一望できる絶景カフェなどが点在する。テラス席に腰掛け、波音をバックに焼き立てのピッツァを頬張り、食後には冷たいジェラートとともに海を眺める。そんな贅沢な時間がここには流れている。
ガラスアートとクラフトマンシップ。小道に潜むクリエイティブの息吹

散策の途中でぜひ立ち寄りたいのが、路地裏に佇む工房やショップだ。坂周辺には、ガラス作家のギャラリーやハンドメイドの雑貨店が静かに店を構えている。
光の反射によって表情を変えるガラス作品は、目の前に広がるキラキラとした海面そのものを写し取ったかのよう。旅の思い出として、自分だけの特別な器やアクセサリーを宝探し感覚で見つけるのもいい。大量生産品にはない手仕事の温もりが、この町のゆったりとした時間に深く調和している。
2026年流の旅スタイル:混雑を避けた「朝散歩」と「黄金色の夕景」
2026年現在、旅行者の間で密かにブームとなっているのが、混雑する時間帯を外した「朝散歩」と「サンセットタイム」の訪問だ。昼過ぎには散策客で賑わう坂道も、早朝の澄んだ空気の中では全く異なる静寂の表情を見せる。
朝の光が海面に反射して白く煌めく光景は、まさに言葉通りの絶景。一方、夕刻になると瀬戸内海がオレンジ色から紫色のグラデーションに染まり、ロマンチックな雰囲気がエリア全体を包み込む。日帰りだけでなく、近くの赤穂温泉に宿を取り、朝夕の移り変わりを心ゆくまで堪能するのが大人の贅沢な過ごし方だ。
海に面したパワースポット「伊和都比売神社」と周辺散策
坂を下りきった先、海を間近に臨む高台に位置するのが、古くから航海安全や縁結びの神様として信仰を集める「伊和都比売神社(いわつひめじんじゃ)」だ。鳥居越しに広がる瀬戸内海のパノラマビューは圧巻の一言。
拝殿から海へとまっすぐ伸びる参道は、海に向かって祈りを捧げる独特の配置となっている。参拝を済ませた後は、海沿いに整備された遊歩道を歩き、海風を全身で感じながらのハイキングもおすすめだ。波打ち際まで降りられるスポットもあり、開放感あふれるひとときを過ごせる。
アクセスと滞在を快適にする実用ポイント
アクセスは JR播州赤穂駅から路線バスで約20分、「御崎」バス停で下車してすぐ。車で訪問する場合は、周辺の駐車場を利用することになるが、週末や行楽シーズンは午前中の早い時間帯に到着を目指すのがスムーズだ。
歩きやすいスニーカーやローヒールを着用していくことも忘れずに。石畳や坂道、海岸沿いの散歩コースが多いため、足元が快適であれば散策の楽しさは何倍にも膨らむ。カメラやスマホの充電をしっかり整え、心地よい潮風とともに赤穂の最高の休日を心ゆくまで楽しんでほしい。 (出典: きらきら 坂(Yahoo!ニュース))