都市の喧騒を抜け、食と農の原点へ。三重・伊賀で愛され続ける「モクモク」が2026年の今、再び人々の心を捉える理由

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都市の喧騒を抜け、食と農の原点へ。三重・伊賀で愛され続ける「モクモク」が2026年の今、再び人々の心を捉える理由
都市の喧騒を抜け、食と農の原点へ。三重・伊賀で愛され続ける「モクモク」が2026年の今、再び人々の心を捉える理由
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🎵 都市の喧騒を抜け、食と農の原点へ。三重・伊賀で愛され続ける「モクモク」が2026年の今、再び人々の心を捉える理由

伊賀 の 里 モクモク 手づくり ファームは、三重県伊賀市の緑豊かな丘陵地帯に広がる体験型農業公園だ。朝もやがうっすらと残る園内に足を踏み入れると、燻製工房から漂う香ばしい桜チップの薫香と、薪がはぜる心地よい音が聞こえてくる。効率優先の大量生産が主流を占める現代において、この場所は単なる観光施設を超え、命の糧である「食」の成り立ちを五感で確かめられる貴重な聖地として異彩を放っている。

1980年代後半、地元の養豚農家たちが立ち上げた伊賀 の 里 モクモク 手づくり ファームの歴史は、自ら育てた豚肉で本物のハム・ソーセージを作ろうという小さな情熱から産声を上げた。一次産業に加工と販売、サービスを組み合わせた「6次産業化」の先駆けであり、今や全国の自治体や農家が視察に訪れる大成功モデルだ。だが、その根底にあるのは極めてシンプルで愚直な「自分たちが心から美味しいと思えるものを、お客様に届ける」という姿勢にほかならない。

「五感で味わう農」の現場へ——職人たちが守り抜く手づくりの神髄

伊賀 の 里 モクモク 手づくり ファーム

工房のガラス越しに目を向けると、職人たちが真剣な眼差しで豚肉と向き合っていた。添加物を極力抑え、塩分とスパイスの塩梅を手指の感覚で見極める作業は、まさに熟練の技だ。機械化によるスピード追求ではなく、肉本来の旨味を引き出すために熟成期間をじっくり置く。

「大量に作ることよりも、食べた人が思わず笑顔になる一口を作りたい」。そう語るスタッフの言葉には、ものづくりへの誇りが満ちている。ここで作られるハムやソーセージは、単なる商品ではなく、土地の風土と作り手の思いが凝縮した作品なのだ。

子供から大人まで夢中に:生命の力強さを体感する農業体験プログラム

伊賀 の 里 モクモク 手づくり ファーム

園内を歩くと、子供たちの歓声がどこからともなく聞こえてくる。モクモクの大きな魅力の一つが、趣向を凝らした多彩な手づくり体験プログラムだ。自分で肉をこね、腸詰めを行って作るソーセージ教室をはじめ、季節の野菜収穫やパン作りなど、食卓に並ぶ料理がどのように完成するのかを身をもって学べる。

特に人気を集めるのが、ミニブタたちが一目散に駆け抜けるレースや、牧場動物たちとの触れ合いコーナーだ。生き物と直接触れ合い、その命をいただくことの意味を実感する。教科書や画面の中だけでは決して得られない生きた教育が、ここには詰まっている。

地産地消の究極形:直営レストランで堪能する「採れたて」の贅沢

伊賀 の 里 モクモク 手づくり ファーム

園内にあるバイキングレストラン「PaPa(パパ)の野菜畑」では、ファーム内や地元伊賀の契約農家から毎朝届く新鮮な野菜が主役を務める。シャキッとした歯ごたえの採れたてレタス、深い甘みが広がる根菜の煮物、そして香ばしく焼き上げられた自家製豚肉料理。

調理法は無駄な飾りのない素朴なものが多いが、食材そのものの味が濃いため、ひとくち噛みしめるたびに旨味が広がる。自分の体に入るものがどこでどう育ったのかが分かる安心感は、外食の概念を心地よく覆してくれる。

野天風呂「のいちごの湯」で味わう、里山の自然と至福の癒やし

食と体験を満喫した後に訪れたいのが、敷地内に湧き出る温泉施設「野天風呂 のいちごの湯」だ。四季折々の木々に囲まれた露天風呂に身を沈めれば、風の音や鳥のさえずりが耳をくすぐり、日々の疲れがすーっと溶け出していく。

お湯は肌あたりの柔らかい泉質で、湯上がり後も体が芯から温まる。里山の自然と一体になるような解放感は、都会のスパ施設では味わえない特別な癒やしのひとときを提供してくれる。

持続可能な地域循環型モデル:2026年、未来の農業がここにある

持続可能性(サステナビリティ)が叫ばれて久しいが、モクモクでは数十年前からバイオマスの活用や廃棄物の削減、地域資源の循環を当たり前の営みとして実践してきた。ファーム内で発生する有機物はコンポストとして農地に還元され、再び豊かな作物を育む。

環境意識が高まる2026年の今日において、モクモクが築き上げてきた自給循環の仕組みは、これからの地域社会や農業が目指すべき理想像としてますます価値を高めている。

「また帰ってきたい」と思わせる場所:人と人が温もりでつながるファーム

リピーター率の高さもモクモクの特徴だ。年間を通じて多くのファンが訪れる理由は、単に食べ物が美味しいからだけではない。スタッフの温かな笑顔、里山の景色、そして家族や友人と過ごしたかけがえのない時間という「記憶」が心に刻まれるからだ。

次の休日はスマホを置いて、伊賀の美しい風土と手づくりの温もりに包まれる旅に出かけてみてはいかがだろうか。そこにはきっと、忘れかけていた大切な何かとの出会いが待っている。 (出典: 伊賀 の 里 モクモク 手づくり ファーム(Yahoo!ニュース)