もう券売機に並ばない!新幹線チケットレスの使い方と限定割引術
新幹線 チケット レス と は、紙の切符を事前に発券することなく、スマートフォンやICカードを改札機にかざすだけでスムーズに乗車できるサービスの総称だ。
混雑する連休の駅構内で発券待ちの長蛇の列を横目に改札を通り抜けられる利便性から、都市部を中心に利用者が急増している。一方で、初めて利用する人にとっては新幹線 チケット レス と はどのような仕組みで、どのアプリを選べばよいのか分かりにくい面もあるだろう。
スマホで完結する仕組みと主要サービスの全貌

日本国内の鉄道運送事業を所管する国土交通省がキャッシュレス決済やデジタル化を推進するなか、各JR会社は独自の乗車システムを展開している。利用する路線によって適したサービスが分かれるため、まずは全体像を整理したい。
東京と大阪、博多方面を結ぶ東海道・山陽・九州新幹線では、「スマートEX」と「エクスプレス予約」の2種類が主流だ。年会費無料のスマートEXは、既存のクレジットカードと交通系ICカードがあれば数分で登録が完了する手軽さが受けている。一方、有料会員制のエクスプレス予約は、年間を通じて割安な会員価格で利用できるのが強みだ。
対して、東京から北へ向かう東北・北海道新幹線や上越・北陸新幹線エリアでは、JR東日本が運営する「新幹線eチケットサービス」が中心となる。普段から通勤やショッピングでモバイルSuicaを愛用しているユーザーなら、スマホ上で購入した指定席情報をアカウントへそのまま紐付けるだけで準備が整う。
運営会社が異なっても基本原理は同一だ。オンライン上で座席を選択して決済し、手元の交通系ICカード情報を紐付ける。あとは改札機にかざすだけでタッチ&ゴーのチケットレス乗車が実現する仕組みだ。
券売機を完全スルー!チケットレス乗車がもたらす最大のメリット

最大のメリットは言うまでもなく「時間の節約」だ。大型連休や行楽シーズンの「みどりの窓口」や指定席券売機前には、30分以上待たされる行列が発生することも珍しくない。発車時刻の直前に駅へ到着しても、チケットレスなら改札へ直行できる。
予定変更の柔軟さも魅力だ。一般的な紙の切符は変更手続きに制約があるが、アプリを使えば発車直前まで手数料無料で何度でも列車や座席を変更できる。急な会議の長引きや、観光先での滞在延長にもスマホ操作ひとつで即座に対応できるのは心強い。
シートマップを見ながら好みの席を指先ひとつで選べる点も快適だ。窓側・通路側の希望はもちろん、特大荷物置場付き座席の指定まで一目でわかる。
知らないと損!年間数千円変わるチケットレス限定割引

単に便利なだけでなく、お財布に優しい点も見逃せない。紙の切符よりもお得な限定割引プランが多数用意されている。
たとえばスマートEXやエクスプレス予約で設定されている「EX早特」シリーズは、21日前や3日前までの予約で指定席が大幅に安くなる。東京・新大阪間のような主要区間でも、紙の通常料金に比べて数千円単位の節約が可能だ。
JR東日本の新幹線eチケットサービスでも、「トクだ値」と呼ばれる早期購入割引が充実している。モバイルSuicaと連携させることで、ポイント還元率がアップするキャンペーンも随時実施中だ。出張や帰省の頻度が高い人ほど、チケットレスへ切り替えるだけで年間の移動コストを大きく削減できる。
乗り遅れゼロへ!スマホ1本で完結する予約・紐付け手順
乗車の流れは至ってシンプルだ。手順さえ頭に入れておけば、駅の改札前で慌てる心配は一切ない。
ステップ1は、専用アプリのダウンロードと会員登録だ。スマートEXやえきねっと等のアプリを起動し、氏名や決済用のクレジットカード情報を登録する。
ステップ2は、列車検索と座席の確保。乗車日・区間・時間帯を指定し、希望の席を選択する。この時、乗車時に使用する交通系ICカードの番号(ICOCAやSuicaの裏面に記載されたID、またはモバイルSuicaのID)を入力してアカウントに紐付ける。
ステップ3は、乗車当日の改札通過だ。指定した新幹線改札口で登録済みのスマホやICカードをタッチする。改札機から「座席ご利用票」が出力されるので、それを受け取って指定の座席に向かえば完了だ。
購入前に知っておくべき注意点と乗り継ぎの落とし穴
非常に便利なチケットレスだが、利用時に気をつけたいポイントがいくつか存在する。
第一に、在来線との乗り継ぎルールだ。従来の紙の切符に適用されていた「特定都区市内制度(都区内から市内までの運賃が含まれる仕組み)」が、チケットレス商品では適用外となるケースが多い。自宅近くの在来線駅から新幹線乗車駅までの運賃が別途発生するため、利用区間によっては紙の切符の方が安くなる場合がある。
第二に、複数人で乗車する際の紐付け作業だ。家族や友人の分をまとめて予約した場合、全員がそれぞれの交通系ICカードを事前に用意し、それぞれの番号を各座席へ割り当てる必要がある。全員分のICカードがない場合は、券売機で紙の切符を発行する手間が生じる。
第三に、バッテリー切れのリスクだ。モバイルSuicaなどを利用している場合、改札通過時にスマホの充電が切れていると入場できない。モバイルバッテリーを持参するなどの対策を講じておきたい。
自分に合ったサービスを選んで快適な移動を実現しよう
新幹線のチケットレス化は、移動のストレスを劇的に減らしてくれる。自分が普段利用する路線がJR東海エリアなのか、JR東日本エリアなのかを把握し、最適なアプリをスマートフォンに入れておくだけで、これまでの旅のスタイルは一変するはずだ。
次の旅行や出張では、駅の行列に並ぶ時間をカットし、スマートで快適な移動を体験してみてはいかがだろうか。 (出典: 新幹線 チケット レス と は(Yahoo!ニュース))